iPadの筐体

立て続けに行列を作っているアップル社。
その商品iPadの筐体が削りだしで作られているという伝説めいた話を聞いた。


「iPadの初期ロットは削りだしで作られているんだって」
という書き込みをどこかで読んだことがあった。
まぁ初期ロットだし、アリかな
その時は思ったが、それにしたって全世界で月に100万台以上売れる商品だ。
削りだしで間に合うのか?とも思っていた。
そんな伝説話をMacユーザーと話していたら。
MacBook Proの筐体は削りだしですよ! と、同時に動画を見せてもらった。
それがこれ Macbook Pro ユニボディ

高精度アルミニウム ユニボティ
ひとつひとつのMacBook Proは、一枚のアルミ板から生まれます。アルミ板を一枚ずつ精密に削り出し、ユニボディの原型をつくります。つぎの工程でユニボディの形状ができ、続いて一体型のキーボードが現れます。CNC(コンピュータ数値制御)装置による削り出し工程を重ねることで、 MacBook Proのユニボディを完成させます。

正直言っておどろいた。
確かめるため、その場でMacBookを分解して見た。
やっぱり削り出しだ・・・
家電量産品、しかもパソコンが削り出しで作られていたとは。
すると、iPadの筐体が削り出しだって言うのもうなずける。
もしかして初期ロットだけではなく、全数削り出しなのか?
ひょっとするとiPhoneも削りだしなのか? とも思えてきた。
だとすると、これはもう試作品、量産品の区別がつかない。
今までの常識では、量産品は型で作る物。
削り出しはあくまで試作品、だった。
知らないうちに、モノの作り方がどんどん変わっていく。
うかうかしていたら置いて行かれる。
メインの筐体に型不要となったら金型屋がヒマなのも当たり前だ・・・


そこで提案。
金型屋、木型屋問わず、削り出しで商品化する道を探してはどうだろ?
たぶんこの先、型不要なモノ作りが増えてくる。
でも、使う機械と材料は一緒だ。
試作品、量産品の区別をしないモノ作りって古いようでどこか新鮮。
単品、数モノ、数にとらわれず柔軟に対応出来れば、仕事はまだまだあると思う。
だれかiPhone4分解して!
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