スキミング犯罪

スキミングという言葉をご存知だろうか。
すでに十年以上前からその危険性が訴えられてきたが、最近になってニュースの話題にあがる事が多くなった。
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スキミングを簡単に説明すると、キャッシュカードやクレジットカードの磁気データを読みとり複製を作るという事。
最近こんなニュースが流れた。「ATM入り口に偽識別機、1千万円引き出される
主婦がATMを利用する際「防犯のため、この機械にカードを通してください」と書かれた張り紙があり、なにも疑わずにその装置を通したところスキミングされてしまった。
その後知らぬ間に何者かによって1000万円の現金を引き出されてしまったというのだ。
可哀想だがまんまと罠に掛かってしまった。
だが、主婦に落ち度は無い。
「防犯のため、この機械にカードを通してください」と書かれた張り紙を見たら、誰も疑わずにカードを通してしまうだろう。それに暗証番号を教えたわけではない。
ここでひとつ疑問が残るのは、カードの複製が出来たところで暗証番号が判らない限り現金は下ろせないだろうと言う事だ。
だがそれを可能とするセキュリティーホールをついた方法があるのだ。
キャッシュカードのフォーマットが作られたのが約40年前、磁気データとして書き込める量はわずか72文字。
しかも18年前までは、暗証番号がアスキーコード(誰でも読める形式)で書き込まれていた。
この様な古いフォーマットを利用し、セキュリティーホールを埋めないでいる事が犯罪を呼んでいるのではないだろうか。
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暗証番号を不要にするセキュリティーホールとはどんなモノかは、日を改めて書こうと思う。