ヨコハマ発ものづくり

yojinbo
横浜市が推進する歴史的建造物を活用したBankART(バンカート)にて新横浜ITクラスター交流会【番外編】&第10回横浜都心部活性化研究会があった。


会の内容は*編集日誌さんとすたそるさんを読まれて欲しい。
みどりかわはここでスピーカーとして参加した。
約10分間のスピーチをしたのだが、その内容を残そうと思う。


「まず、僕がここでしゃべることになったきっかけは、杉浦さんからの招待があったからです。
杉浦さんの事は以前よりヨコハマ経済新聞の編集長としては知っていたのですが、実は本職は舞台監督だったと最近知ったのです。
舞台監督という言葉からイメージされるモノは、いわゆる劇場の舞台にプロの役者を使って演出するのがそれだと。
しかし杉浦さんが行動されていることとFMヨコハマで毎週しゃべられている事から考えると、みどりかわが思っている杉浦さんとイコールで結びつかないのです。
そこでたどり着いた僕なりの解釈は、杉浦さんが対象としている舞台というのは、ヨコハマ中心部、特にここみなとみらいのすべてを舞台ととらえているのではないか。
また出演させる役者も、決して演劇のプロではなく、ヨコハマに関わる人すべてを役者として見ているのではないか。
と言う答えにたどり着きました。
(だとしたら非常に広いし、非常に高い。 凡人では想像も出来ない事をやっておられる。 我々の様な一般人が役者として参加させてもらえる事なんて、普段の生活の中では無い。 そう考えると内容はともかく参加したい。)
そんなときに杉浦さんより、「3月10日にイベントがあるので、ミナロについてしゃべってください」とメールが来たのでイベントの内容を理解する前に、速攻で「わかりました、参加します。」と返事をしました。
そしてここでしゃべっているわけです。
ここから本題です、ミナロについて。
ミナロは2年半前に出来たばかりの会社です、まだまだ若く小さい会社です。
治具製作と、モデル製作を本業としています、モデルといってもイエローキャブの巨乳アイドルを育てているわけではありません。
わかりやすく言うと、たとえばカーメーカーが新規車種の開発をしようと言うときに、まずはデザイナーが紙に絵として描きます。
その後、CADで絵を描き立体のデータとなります。
そのデータを元に、原寸の手で触る形を作るのがモデル製作の分野です。
実は我々は2年半前にリストラされました。
その時の社長から、「このままやっていても赤字続きだから来月しめるぞ」と言われました。
人生最大のピンチです。
当然悩みました、よそへ勤めようとおも思いましたが、当時まだ35歳、失敗しても取り返せるだろう。
また、一緒にリストラされたメンバーが「みどりかわさん一緒にやりましょう」と言ってくれたことがきっかけで、起業の決意がつきました。
猛スピードで会社の作り方を覚え、閉鎖と同時に新会社設立しました
そして2年半立った今は、当時3社のお客さんしか居なかったのが20倍にもなりました。
どうしてそうなったか。
一番の違いは、情報発信を惜しみなくしたことです。
情報を発信しているところには情報が集まる、仕事もお客さんも集まってくると言うことに気がついたことです。
今から1年半前、起業してちょうど1年経ったときに、朝日新聞の政治記者から取材の依頼が来ました。
ミナロのホームページには、リストラされた経験から、言いたいこと、感じたことを率直に書いてあります。
このホームページをみて記者の方が連絡をくれたのです。
こちらは政治の話なんて出来ませんよ、と言うと、「いや、ホームページでそこまで書いている人ならばなにか訴えるモノがあるはずだと」。
まぁ特に断る理由はないので取材を受け、当時の新聞4面に顔写真付きでデカデカと載りました
残り1分だそうなんで、ミナロの宣伝をさせてください。
会社案内にあるガンダムの写真、これは立てると180cmにもなります。
そしてこれの材料がケミカルウッドというのです。
天然の木に代わる素材で、森林破壊は無くなり、木目による加工の制限もありません。
今まではモデル製作の際、使ったケミカルウッドの残りを産業廃棄物として捨てていました。
非常にもったいない事だと思い、ネットで売ってみたとろこ、これが売れるんですね!
お金を払って捨てていたものが、逆にお金を貰える様になったと言う事です。
是非ケミカルウッドをものづくりに活用してください。
時間が来たようなので、ここまでにします。
ありがとうございました。」


だいたいこんな内容だった。
ほぼ言いたいことは伝わったかな?と思う。
またその後の交流会で、様々な人から話を聞けた。
こういう場に居ると、前向きな建設的な人ばかりだ、話を聞いているとすごく世間が遅れているとさえ感じる。
だがこういう場で集まる人とは、全体から見ればほんの一握りにすぎない。
この一握りからどうやって広げていけるのか、ビジネスとしてものづくりが出来る様になるのか。
その辺を真剣に考えていかなければならない。
せっかく良い場所が提供されているのだから、ミナロは加工や造形といった分野から、2.5次産業という考えに基づいて何らかの答えは出していきたい。
ヨコハマから発信するものづくりに関わって行けたとても面白いと思う。
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