行政への愛見積

昨日は神奈川県の産業技術総合研究所(産総研)の方達が来社された。


目的は技者王国の実体調査と産総研の宣伝。
技者王国の神奈川新聞に載った記事が、産総研の内部で回覧されたということで、記事をもとにミナロサイトの広報から、神奈川新聞以外にも、毎日新聞と日経新聞に取り上げられていたことを知り「我々が(技者王国を)知るのが遅すぎました」と言われていた。
まずは、こちらより技者王国が作られた背景を述べた。
約700社も集まっている金沢産業団地にポータルサイトを作ってほしいと、5~6年前からさんざん言っているのだが、「予算がない」「人が居ない」とのいかにも役所らしい理由で今までほったらかされていた。
前会社をリストラされて、経営者となった今、やりたいこと、やるべき事が自由に出来るようになった。
そこで、有志を募り、金沢産業団地のポータルサイトを手弁当で作ってしまえ!という事で立ち上がった。
行政がどうしても後追いなのは仕方がない。
今では、「予算がない」「人が居ない」と言っていた人たちも、ITの事は「ミナロへ任せた」と言ってくれている。
ミナロと技者王国の目指すところは。

  1. 約700社もある企業間の商取引
  2. 技術の伝承
  3. 企業数を生かした新しいものづくり

この様なところだ。


一方産総研側の宣伝は、

  1. 技術支援
  2. 研究開発
  3. 人材育成
  4. 情報・技術交流

これら産総研が提供している4本柱のサービスを利用して欲しいとの事。
確かに産総研はすばらしい建物と設備が整っている。
何年も前に見学へ行ったことがあるが「これが全部税金か・・・」とため息が出来るほど贅沢に装飾された建物だった。
知り合いの会社でも産総研を利用し、パンフに開発事例として載っている所もある。
だが、ミナロではすぐには利用できるモノが見あたらない。
産総研は県の施設だ。
県では他にも、財団法人神奈川中小企業センターという団体もある。産総研とは繋がりも深いらしい。
特許の取り方ではお世話になったところが入っているビルの所有団体らしい。
ここでは、補助金や融資についての制度も実施している。
実はミナロで買ったマシニングセンターはここから融資を受けた資金で買ったものだ。
そこで、今後ミナロや技者王国大きくなっていくためには、補助金や融資、または出資を受けることを目的としたつき合い、情報交換の場となって欲しいと願っている。
横浜市からの補助金もすでにもらっている。
神奈川県からの融資も受けている。
経済産業省からもミナロへ来て情報交換をしてくれている。
これからは、行政間でも愛の見積合戦をしてもらおうか。
一番良い条件の所から、融資を受けますとかね。
民間の厳しさを少しはわかって(笑

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