サービスロボット市場(まとめ)

多くのかたよりコメント、トラックバックでご意見を頂きました。


頂いたご意見のほんの一部になってしまいますがまとめてみました。
ロボットにしてほしいサービス。
聞こえないけど、それなりに・・・の益田さんのコメントでは、

例えば、足の動かない人の足にはめて、脳から出る命令を受けてきちんと二足歩行が出来るといったような。
言葉を発することの出来ない障害者や、重病人などの脳波を読み取って音声にしたり文字にしてくれるロボットなどがあると嬉しいです。(^○^)

障害者のアシストロボットは役に立つサービスロボットです。
ただ技術的にはかなりハイテクの領域。
価格とカスタマイズの問題が残りますが、出来ない話では無いでしょう。
有限会社エミリアのemiemiさんのコメントでは、

家事代行ロボット・・・創意工夫がいらないうようなルーティンワークを代行してくれる。
安全確認ロボット・・・犯罪者から子供を守る

主婦らしいご意見です。(emiemiさんは主婦ではないという話は置いておいて)
ポイントはプログラムに出来るかどうかでしょうね。
生活している場所では同じ事の繰り返しのようで、実は微妙に違うものばかりです。
毎日の天気も変わるし、冷蔵庫の中身も変わる。
それらをどうやってプログラムで処理できるかがキモだと思います。
ゆくぞ、ダイナマイザー・とみいさんのブログでは、

私が抱く理想のロボットはアトムではありません。
ロボットの分際で人に哲学的な意見をするなんて持っての他だと考えています。但し判断能力が低下している場合、例えばボケはいってきた場合などのアドバイスや護衛行動は必要ですね。

小型二足歩行ロボットの第一人者としてサービスロボットに厳しい見解だが、アドバイスや護衛行動は必要だと言われている。
ito@mspさんのTBでは、

また、普通の人は特別扱いされる方が「サービスを受けた」と感じるでしょう。
私が思う最高のサービスは、「こちらの痒い所に手が届く」しかも「こちらが要求する前に」です。

サービスロボットには特別なナニかを期待するということ。
特別なモノがなにかにもよりますが、機能を限定すれば可能かも知れません。
3DCADで設計を楽しむさんのTBでは、

究極のメイドロボットなのかもしれません。

と、サービスロボットの最終形態を予測しながら

みなさん言われているように機械的な安全面をクリアするのは、まだまだ時間を要するように思います。
そう考えると知能重視型ロボットの方が、先に普及するのではないでしょうか。
形態は、対話型ディスプレイとマイクのみ。
秘書の役目をする、家庭教師をしてくれるというようなロボットなら使ってみたいですね。
ナニ? インターネットを使えばできる?
これはロボットとは言わない・・・・

現状で出来うるサービスロボットとは知能重視型ロボットだろうということ。
しかしこれではインターネットと同じだという見方は面白いです。
NC旋盤加工業の2代目の視点さんのTBでは、

例えば警備ロボットなんていうのはどうなんでしょう?
以前テレビで開発されているというのを見たような気がしますが現在はどうなんでしょうか。
決められた時間とルートをきちっと守り巡回してくれる。人間がやるとどうしても手抜きや見落としが出てしまう可能性があります。
-中略-
案内ロボットというのはどうでしょう?
例えば駅で電車の乗り継ぎを教えたり駅構内案内をしたりするロボット。
これは果たして万人受けするのでしょうか?若者から年配の方まで、又は最速で目的地に行きたい人やゆっくりでも良いから座って行きたい人などいろんなパターンが考えられます。

警備ロボット、案内ロボットという具体的なサービスロボットを上げていただいた。
これらは非常にサービスロボットとしてマッチするような気がしている。
すでに警備会社でも研究開発されている警備ロボットが実務配備されるのも近いでしょう。
(有)吉川ハードクローム-ブログ・たくおさんのTBでは、

こんなロボットがあったら良いな~と思う機械は人間ロボット!
その人が持つ能力そして行動をコンピューターに打ち込み行動をしてもらう。代わりをしてもらう。ある程度は機械がしてくれるので、あとは人間ロボットが動かしてくれるからいいと思う。ホントこんな便利なロボットがあったら買う人がいると思う。

この機能ならメイドロボットと言ってもいいかも知れない。
現在は無理でも、サービスロボットの最終形態でしょう。
普及するためには。
ダース=トリオムーン@ミナロのコメントでは、(ろうそくおやじさんも同意見)

極論すればやはりニーズが無いために市場が広がらないのでしょう。いまあるニーズは介護やレスキューなどの人の助けになる大切な、だけども小規模なもの。大きな企業にとってはうま味がないからだと。
大きなニーズがあるとすれば、歓迎出来ないことだけれども軍需産業なんじゃ無いでしょうか?

小規模では大手が動かない、大規模にするのであれば軍需産業だという見方。
しかし、

そんなもの絶対に作りたくないけれど。

ということ。もちろん一般の人であれば誰もがそう思っている。
そこで軍需産業の中でも殺人のためではなく、地雷撤去や偵察に使うのであれば賛成するだろう。
しかし非常にあまい考えであるコトは否めない。
機械技術教育の実践と研究・KADOTAさんのコメントでは、

介護や災害救助などのロボットも期待されてはいますが、ロボット市場をにぎわすにはまだ相当時間がかかりそうです。また、優れたものが登場しても、一家に一台というような広がりはないでしょうから、市場としてはそれほど大きくはならないでしょう。
自動車産業がそれに関連するばねや軸受など、さまざまな機械要素や電気部品を取り込んでいて、それに関連する企業を数多く抱えているように、ロボットに不可欠な機械要素や電気部品などが出て、裾野が広がれば、ロボット市場というようなものも生まれてくるかもしれません。また、将来的には、人間と接するようなロボットは、より柔らかくソフトな材料になってくるでしょうから、機械や電気以外の分野からの新規参入により、市場が活性化する可能性もあります。私が注目しているのは人工筋肉の分野です。

現在の自動車には様々な部品や原理が使われています。
部品を作る材料も工法も研究しつくされているし、物理の法則に従った熱、流体、または電気等あらゆる法則が使われて動いている。
この関係企業がサービスロボットでも採算が取れると判断できたら、技術的な進歩は早い。
エレキ社長さん のTBでは、

視覚・触覚・聴覚の3つのセンサーは絶対欠かせないでしょう。
産業用で使っているセンサー類はわりとターゲットが絞れているので選択できますが、サービスロボットで使用するとなると、いろんな状況での判断が必要になってくるので、これらの開発が急がれるような気がします。

センサーの重要性が書かれています。
サービスロボットにしてみれば、入力にあたる部分だ、ある意味一番大事な機能。
入力が間違えば、行動も間違う。
人間と接点を持つことで成り立つサービスロボットの目や耳や肌の部分ですから。
スーパー息子さんのTBでは、
安全性と操作性。メンテナンスとコスト面。そして癒し効果があるかが普及するの要因だということ。
今の技術や背景では全部がすぐに改善されるとは思わないが、関係する人々が増えれば自動車の様に時速100km/h以上で町中を走れる乗り物は出来るでしょう。
蒲郡製作所の伊藤さんのTBでは、

本田技研の開発したアシモは、ロボット三原則で有名なSF作家アイザック・アジモフの名前から命名されたようです。ロボット3原則とは、以下のとおりです。
① ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない。
② ロボットは人間にあたえられた命令に服従しなければならない。ただし、あたえられた命令が、第一条に反する場合は、この限りでない。
③ ロボットは、前掲第一条および第二条に反するおそれのないかぎり、自己をまもらなければならない。

ロボット三原則を上げていただきました。また、

一例をお話しますと、知り合いのあるベンチャー企業は、人間の目の代わりをする人工眼球を十数年前から開発しています。それも目の代わりとして埋め込むのではなく、漫画ゲゲゲの鬼太郎に出てくる目玉親父のようなマスコットを作り、肩の上に装着して使うことを考えてみえるようです。以前は漠然としたものがいろいろな問題をひとつひとつクリアし、あとほんの数年で実用化できるところまできているのだそうです。

と、非常に興味深い事例を書いていただきました。
視覚というセンサーの技術もサービスロボット普及には重要な要素です。
(有)アドバンス産業・yotchさんのTBでは、

もっと一般人にロボットが浸透しないと、技術向上はありえないと感じます。
少なくとも僕らのまわりでロボットの話題は殆ど出ません。
せいぜい可愛いとか、癒されるとか、その程度のようです。

ご自身が感じているように、ロボットに関わる人が増えないと技術向上はありえないと言うことです。
フラ風呂・空き地さんのTBでは、

家電製品を見ても、アダルト業界があったから伸びた商品も色々とある。

アダルトが普及の要因だと書かれている。
これは過去を見ても間違いない事実。
軍需産業かアダルト産業か、究極の選択に近いモノがあるが、普及には欠かせないモノであることは確かです。
技術者のための成長戦略ブログ・ふぇにぃさんのTBでは、

病気になったときにロボットより生身の人に介護してもらいたいですし、飲食店でもロボットにオーダーするならセルフサービスでもかまわないし、企業の受付だって、ロボットよりきれいなお姉さんのほうがうれしいですよ(^^;

普段の生活でうけるサービスはロボットより人の方がイイ。
特別サービスロボットで無くても困らない、必要では無いから普及しないのではないかと言うことです。
危険性、安全性、人に及ぼす影響。
NCCC工場通信さん のTBでは、

なぜ普及しないのか。。
結論から言えば それは直接接する相手が “人間” だからだと思う。
直接人間と接触するロボットはけしてその人を傷つけてはいけない。
とにかく安全第一なのだ。もし、人間型ロボットが未完成のまま
世に出たら・・・そんな映画があった様な。。。
僕はまだ、ホンダのアシモ君と手を組んで、スキップしたくないなぁ。 もし彼に寄りかかられたら、骨折で済まないかもしれないもの。。。(爆

安全性が約束されなければ普及しないのでは無いかと。
今作られている二足歩行ロボット達は、エンターテイメント的な使われ方がやっと。
将来サービスロボットとして人の役に立つなら、安全性は絶対必要です。
ラダーを組んだりする電気屋さんのTBでは、

家政婦さんと子供がぶつかった場合はお互いがしりもちをつくくらいで済むかも知れませんが、アシモと子供の場合はアシモの重みで子供が潰されるかもしれません。
人間は駆動系が筋肉のために柔らかいですが、機械の駆動系は硬く重いです。
また、人が柔らかい存在である理由のひとつとして体のいたる所がセンサーで埋めつくされていることが挙げられます。
人と同じような触覚や視覚をロボットに組み込むとコストが当然上がりますし、制御も難しくなります。
以上の事から、ロボットが硬い存在である限りは人と近い距離で動く人の動作代行をするロボットの普及は難しいと思います。

ロボットの硬さが普及の妨げだと言われています。人の皮膚の様なセンサーがあれば危険は回避は出来てもコストは跳ね上がるでしょうね。
3D料理人さんのTBでは、

しかし、機械が全く壊れなという保証はどこにもなく、人的な危害を加えないとは言えないと思います。
さらに、人工知能の開発が進んでいると思うのですが、動きの判断は難しいのではないでしょうか?
その場、その場での柔軟な判断がどこまで人工知能で作られるのか!という疑問があります。
そのあたりも市場拡大が難しい要因の一つにもなるのでは?

故障による誤作動や人工知能による動作判断が的確かどうか、安全性に疑問ありということです。
D.-LaboさんのTBでは、

隣国の人件費に対抗する為にA.I.が全てを一括管理する大きな無人工場でずらっと並んだセクション毎に改造された何千体ものヒューマノイドの上半身や頭部や下半身が作業する様子を、 引きこもり対策として開発された遠隔操作型ヒューマノイドが大ヒットして学校、会社、街中をそれらが闊歩する様子を、 先端技術が社会に引き起こすネガな部分を考慮しなければ、こんな未来も手に入るでしょう。商業利益を最優先にしたロボット産業の急速な市場拡大はどこかに歪を生むかもしれません。先端技術はどんどん先を走って行って良いと思うのですが、市場に浸透していく速度は人間の中身に合わせた速度で良いというのが私の考えです。

ロボットが普及した未来像を書かれています。
市場がサービスロボットを受け入れるかどうかは技術者には読めませんが、健全な株式市場は未来を少しづつ織り込んでいくように、サービスロボット市場も一気に発展することは出来ず、徐々に浸透していく事でしょう。
永井鉄工所・pafさんのブログでは、

私も人間の補助的なロボット、ヘルパー的な存在としてロボット産業が発展する事を願います。地震で壊れた家屋にロボットを派遣する前に万全の耐震構造で建てられるべきだし、医学、工学的にもっと存在して欲しいロボットは山のようにあるでしょう。
しかし、便利便利でロボット達が蔓延してしまうと人間の生態系まで狂ってしまうのでは?って考えるのは私だけでしょうか。。(笑)

少なからず人へ及ぼす悪影響はあるでしょうね。
しかし便利さの代償として必要なものなのかもしれません。
サービスロボットと2.5次産業。
~京都な旋盤日記~さんのTBでは、3つものエントリーを頂けました。
その1では、

技術系の発想では、サービスロボットのコンセプトは何時まで経っても創る事が出来ないと思います
あくまで「サービス」をする「ロボット」な訳ですから、 「サービス」が第一でなければならないかと。
如何様なサービスをするにしても、サービスと言う視点を欠いては作ったところで、「先端技術の塊」となってしまうと思われます。

シーズだけではダメで、受けたいサービスとなんなのさ?が重要ではないかと。
その2では、

 「蒸気機関」⇔「ロボット」 
としてみると、結構面白いですね。
「こんなロボットありますねん、どないしましょ?(関西弁)」
と、言う問いかけが今起こっている状態。

過去に発明された蒸気機関と現在のロボットを同じ視点で考えると面白い。
蒸気機関がもたらした「産業革命」「工業化社会」、ではロボットはどんな革命を起こせるのだろうか、また社会をどの様に変えるのだろうか。
その3では、

技術を保有し、ユーザーに近い職業の中小製造業
 「作って(創って)売る」と言う感性を持っていると言うことは市場意識、個客意識が有ると言う事
 市場意識、個客意識にダイレクトに反応できる。
大きな成果は望めないかもしれませんが、
多くの実績を積み上げていく事が出来るのではないでしょうか?
討論のお題として頂きました「サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?」
ですが、2.5次産業を目指す我々製造業としましては、実はこれからが一番面白くなっていく時期なのでは無いかと思うのです。
立上がっていないのでは無く、これから立上がっていくイメージです。
 「サービスロボットの市場」を活性化出来るのは、そして、「新しい革命」を起こす大きな力となるのは、 意外?にも2.5次産業なのかも知れませんね。

これから人間の生活を変えうるかもしれないサービスロボット開発に、我々製造業が積極的に関わって行くことが、ひょっとすると一番の近道だとすれば、それは作って(創って)売る現場を持つ者の特権と言っても良いでしょう。
ご意見ありがとうございました。

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投稿者プロフィール

minaro
minaro株式会社ミナロ 代表取締役
「本当の価値はお金より物事にある」

【名前】
緑川 賢司

【肩書】
株式会社ミナロ 代表取締役
OCASILA inc. 代表取締役
NPO法人 全日本製造業コマ大戦協会 名誉顧問

【プロフィール】
2002年8月、二十歳から15年間勤めた木型製作所が閉鎖に追い込まれ、同業種の株式会社ミナロを起業。
「情報発信、BtoC、連携連帯」をキーワードに、中小製造業の世界で、いち早くブログやSNSを取り入れ、顧客数を1000倍にした。
2012年に『全日本製造業コマ大戦』を立ち上げ、現在までに全国150ヶ所以上で開催、参加チームも全国の中小製造業者を中心に延べ3000チームを超える。2015年2月には『世界コマ大戦』を開催し、7カ国の海外チームが参戦する等、世界を巻き込む一大プロジェクト事業に発展した。
2016年3月、新会社 Ocasila inc.を立ち上げ、「価値ある日本製を世界に通ずるハイブランドにする」をビジョンに、これまでに培った圧倒的な製造業ネットワークを元に中小企業の技術・製品を世界に向けて展開する業務を開始した。

【映画】
未来シャッター 主演
横濱の空の下

【テレビ/ラジオ出演】
NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京
TBSラジオ、文化放送、FMヨコハマ、他多数

【新聞掲載】
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、日刊工業新聞、神奈川新聞、他多数

【受賞歴】
産業Navi大賞2010、中小企業白書2013、メセナアワード大賞2013、総務大臣表彰2014、イベントアワード優秀賞2015

講演依頼.com
https://www.kouenirai.com/profile/8292

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