日本シャフト工場見学

3月17日(金)に魁☆小出塾で日本シャフト株式会社様の工場を見学させていただいた。


日本シャフトは日本発条(ニッパツ)のグループ会社。
設立1959年
資本金3億9千万円
社員数130名 (会社案内による)
金属バットとゴルフクラブのスチールシャフトが主な生産品。
金属バットはミズノブランドで販売され、オリンピックのソフトボールでも使われた。
ゴルフシャフトは横峯さくら、不動裕理といったプロも多く愛用している N.S.PRO950GH という商品だ。
今回見学した横浜工場では金属バットの生産が行われている。
製造業からの参加者が多い魁☆小出塾のメンバーには、金属バットの成型方法に興味があつまった。
一本のアルミパイプから作られる金属バットは、ダイスを使い叩くように成形するスエージングと、3つローラーを使い伸ばすように成形するテーパーリングの2つの技法がある。
また、先端のヘッド部とグリップ部は、スピニング(ヘラ絞り)で作られる。
ただ現在はプラスチックキャップのヘッドが主流だそうだ。
この日初めて知ったのだが、軟式用の金属バットはウレタン巻きが流行らしい。
球があたる部分が、指で押してへこむほどの硬度のウレタンなのだ。
ミズノではBEYOND MAX (ビヨンドマックス)という商品名で売られている。
工場を見学させていただいて感じたのは、特に新しい設備があるわけでもなく従来からある技法で製造している。
しかし、かなりの利益を出している、ボーナスは年間6ヶ月分だそうだ。
数年前の一時期は利益がでず傾きかけたとも言われていた。
金属バットにしろゴルフシャフトにしろヒット商品があると言うことは強い。
社員には若い人が多いのも理由のひとつだろう。
今後は次なるヒット商品を作るため、研究開発にも力を注いでいるという。
これからの工場経営は市場を自分の手で切り開く力も必要とされるのだ。


P1010711その後2次会での集合写真。
今回より初参加の方にも多く来ていただけた。
全員とは話せなかった方も居るでしょう。
次回魁☆小出塾は4月7日の観桜会ですので、続きはその時にでも。
え、もう開花しちゃってるって?