東京国際木工機械展

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2006東京国際木工機械展へと行ってきた。


木工機械の最新事情はどんなものなのか、と思い東京ビックサイト国際展示場まで出向いてきた。
比較するのも違う気がするが、同じ東京ビックサイト国際展示場で先日行われていたJIMFTOFとはまるっきり規模が違う。
数十分の一。
これほど木工に関わる人が少ないんだな~ と実感した。
出展されていた機械もそう目新しい物はなく、横切り(昇降盤)のテーブルが左側スライドが主流なんだと気づいた程度。
海外メーカーの機械はデザイン的にも気を使っているのだが、国産の木工機は相変わらず緑一色。
いまだに零戦を作っているのかという気にもなる。
やはり関わる人が少ない業種では、デザイン性や高付加価値はなかなか進歩しない。
そんな中、ひとつのブースだけはにぎわっていた。
木工製品を店頭販売していた旭川から出展されている会社。
木の置物やパズル、名刺入れ等、今の時代どこに居ても買えるモノなのだが、
会場では独占販売
木工好きが集まる
お土産にちょうど良い
商品展示が綺麗、等の条件により人気ブースとなっていた。
縁日の出店的な商売ではあるが、展示場のブース代を差し引いても利益は残るだろう。
今後木工は、ますます衰退する業種。
しかしまったく仕事が無くなるわけではない。
ノミ、カンナで作り上げるモノの価値は、職人の減少と反比例して高くなる。
デザイン性が重要視される豊かな時代に、なにが出来るかを考えていきたい。
それでもコンパニオンは数人は居たかな?