研ぎと磨き
ものを削る作業に、研ぎ(とぎ)と磨き(みがき)という2つの言葉がある。
先日、材料研究の勉強部会でテーマになっていた研磨について。
新潟の燕市には、磨き屋シンジケートと言う団体があるらしいと、部会講師の中村先生が現地へと見学に行ってこられた。
燕商工会議所が世話役となって、地場産業を復興させようという試みで、TVや様々なメディアで取り上げられている。
大手メーカー、商社がコスト重視で海外へ行ってしまい、取り残された製造業者達が生活するため、県外からの受注をとる仕組みを作り上げた。
研磨の世界はまさに職人技。
ナノオーダーの作業だ。
しかしナノレベルは目に見ることが出来ない、感覚で仕上げることとなる。
長年の経験が、目に見えない領域の仕事をこなす。
この神業に近い技術を国内から無くしてしまうのはもったいない。
儲かるものしかいらん という資本主義では今後製造業で起業など出来るはずもなく、古き良き伝統を残すこともままならない。
燕商工会議所は地場産業を活かし、民間と民間結ぶための知恵と行動がすばらしい。
地域の産業だから後押しをするのもわかりやすい。
ものづくりは日本にとって無くてはならないもの。
(異論があるなら伺いたい)
ならば地方に頼らず、国をあげてものづくりの技術を残すことは出来ないのだろうか。
ところで勉強部会で出た疑問。
研ぎ(とぎ)と磨き(みがき)の違いはなんでしょうね?
ある人は、同じことじゃないですか。
ある人は、言葉が違う以上それぞれ別の意味があるはず。
ある人は、研ぎは実用性、磨きは装飾のためでは。
本当のところはどうなんでしょうね、知っている方が居たら教えてください。
みどりかわ的には、研ぎは精神、磨きは身体だとおもっていますが・・・
なんつってね。
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投稿者プロフィール

- 株式会社ミナロ 代表取締役
-
「本当の価値はお金より物事にある」
【名前】
緑川 賢司
【肩書】
株式会社ミナロ 代表取締役
OCASILA inc. 代表取締役
NPO法人 全日本製造業コマ大戦協会 名誉顧問
【プロフィール】
2002年8月、二十歳から15年間勤めた木型製作所が閉鎖に追い込まれ、同業種の株式会社ミナロを起業。
「情報発信、BtoC、連携連帯」をキーワードに、中小製造業の世界で、いち早くブログやSNSを取り入れ、顧客数を1000倍にした。
2012年に『全日本製造業コマ大戦』を立ち上げ、現在までに全国150ヶ所以上で開催、参加チームも全国の中小製造業者を中心に延べ3000チームを超える。2015年2月には『世界コマ大戦』を開催し、7カ国の海外チームが参戦する等、世界を巻き込む一大プロジェクト事業に発展した。
2016年3月、新会社 Ocasila inc.を立ち上げ、「価値ある日本製を世界に通ずるハイブランドにする」をビジョンに、これまでに培った圧倒的な製造業ネットワークを元に中小企業の技術・製品を世界に向けて展開する業務を開始した。
【映画】
未来シャッター 主演
横濱の空の下
【テレビ/ラジオ出演】
NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京
TBSラジオ、文化放送、FMヨコハマ、他多数
【新聞掲載】
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、日刊工業新聞、神奈川新聞、他多数
【受賞歴】
産業Navi大賞2010、中小企業白書2013、メセナアワード大賞2013、総務大臣表彰2014、イベントアワード優秀賞2015
講演依頼.com
https://www.kouenirai.com/profile/8292
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