ブランドはいつ作られる?

Mo
最近になってブランドという言葉について再考している。


3年前の記事にブランディングとは?と書いたことがある。
昨今、企業にも商品にも人にもブランドと呼ばれるモノが付く時代だ。
ここで言われるブランドとは、性格、売り、長所(短所も)、見た目、的な要素が強い。
本来ブランドとは牛の焼印という意味。
解釈はいろいろあるだろうが、提供するモノやサービスに自信と責任を持つ証、ととらえればわかりやすいのではなかろうか。
そこで今回は中小零細企業のブランドについて考えてみた。
会社では色々な考えの人が集まり仕事をするため、社内と社外で見方が変わる。
そのギッャプはどこからくるのか、またそれをどう扱ったら良いのかを考えるため、ミナロの全員に「ミナロの売りはなんぞや?」と問いかけてみたところ、社内からは、
対応力、小回り、反応が早い
スピード、出来映え、コスト度外視でもクオリティーアップ
個人にも対応、予算が無くても対応、新しいことにもチャレンジ
責任感、ごまかさない
3軸加工機でも5軸加工に負けない
横の繋がり
というのが出てきた。
きっとこれらは仕事を頂いた方には伝わっているとは思うが、あくまでも社内から見たミナロだ。
そして社外からは、
任せて安心、なんとかしてくれる、来るモノを拒まない
社長自身、ミナログ、エピソード
がミナロの売りとして見えると意見を頂いた。
内外で意見の違いがあるのは自身の目と他人の目が違うので当然だ。
しかしどちらも事実であることに間違いはない。
ミナロが社内でやっていることは、製造業であればごく普通のこと、当たり前のことである。
だがその当たり前をわざわざ発信することで第三者からはブランドとして認知される。
まわりを見ても、売りをブランドに変化させられる企業が市場で勝ち残っている。
逆に言えば、今ある会社にはすでにブランドがある、と言うことだ。
ブランドは企業努力により産まれ、市場に育てられる。
しかし育て方によって、その効果は変わってくるだろう。
ブランディング(ブランドを構築する)をするならば、社内の性格を把握し、それをわかりやすいように披露する。
たったこれだけでブランドは形成される。
より良いモノ、唯一無二のブランドが欲しければ、社内の性格をその様にし、外に発信することだ。
中小零細でも個人でもブランドが注目される今の時代、いち早くその方法をみつけたモノが上に行く。
会社の規模や従業員数には関係なく、先にその場所に立てた者が恩恵を受ける。
ミナロは希望したわけでもなく、自然発生的にブランドが出来あがった。
当たり前に仕事をこなし、他より少しだけ情報を公開するすべを知っていただけなのだが。
そしてこの先、このノウハウを活かし、関係のある人達のブランディングを仕事としてやって行けないかとおもっている。
関係する人すべてが高みに行けるよう、その能力を使ってみたいと思い始めている。
町工場ブランディング請け負います(かも?)
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