アクリル加工
これは、第40回東京モーターショー (一般公開は10月27日(土)から11月11日(日)まで)に出展される車です。
『i MiEV*1 SPORT(アイ ミーブ スポーツ)』
このホイールの中でオレンジ色に見えるのが実はアクリルなんです。
こんな形の物が1つのホイールに3本1組で付いています。
このアクリル部品をどうやって作ったか説明しましょう。
まずは材料。
サブロク板と言われる大きさの5mm厚を使います。
今回作る部品の厚さは約14mm、と言うことは3枚分貼り合わせなければなりません。
横切りと呼ぶノコで必要な枚数をカット。 ホイール4つ分ですから 全部で36枚も必要になります。
材料の時には皮をかぶっていますが、剥けば綺麗なアクリルが登場。
接着にはメチレンクロライドを使います。
器の中で表面がヒタヒタななるまで溶剤を入れ、気泡が出来ないようそっとハケで塗ります。
表面が乾かないうちに、2枚を重ね接着。
あわてて貼ると気泡だらけになるので注意。
同様に3枚を貼り合わせます。
器から出して乾かすと周りが白くなりますが、後に加工するので問題ありません。
用意できた材料をマシニングセンターで加工します。
1つの部品に対し表と裏と2面加工です。
クランプが無いのに気がつきましたか?
どうやっているかは企業秘密です。(w
この後磨いて完成。
透明感あるアクリル部品は綺麗ですね。
ホイール本体に組み込むのにすこし苦労しましたが、出来は上々。
依頼主さまからも喜びの声を頂きました。
東京モーターショー に行かれる方はぜひ三菱ブースで実物をご覧下さい。
アクリル加工もミナロまで!
Follow me!
投稿者プロフィール

- 株式会社ミナロ 代表取締役
-
「本当の価値はお金より物事にある」
【名前】
緑川 賢司
【肩書】
株式会社ミナロ 代表取締役
OCASILA inc. 代表取締役
NPO法人 全日本製造業コマ大戦協会 名誉顧問
【プロフィール】
2002年8月、二十歳から15年間勤めた木型製作所が閉鎖に追い込まれ、同業種の株式会社ミナロを起業。
「情報発信、BtoC、連携連帯」をキーワードに、中小製造業の世界で、いち早くブログやSNSを取り入れ、顧客数を1000倍にした。
2012年に『全日本製造業コマ大戦』を立ち上げ、現在までに全国150ヶ所以上で開催、参加チームも全国の中小製造業者を中心に延べ3000チームを超える。2015年2月には『世界コマ大戦』を開催し、7カ国の海外チームが参戦する等、世界を巻き込む一大プロジェクト事業に発展した。
2016年3月、新会社 Ocasila inc.を立ち上げ、「価値ある日本製を世界に通ずるハイブランドにする」をビジョンに、これまでに培った圧倒的な製造業ネットワークを元に中小企業の技術・製品を世界に向けて展開する業務を開始した。
【映画】
未来シャッター 主演
横濱の空の下
【テレビ/ラジオ出演】
NHK、日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京
TBSラジオ、文化放送、FMヨコハマ、他多数
【新聞掲載】
朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、日本経済新聞、日刊工業新聞、神奈川新聞、他多数
【受賞歴】
産業Navi大賞2010、中小企業白書2013、メセナアワード大賞2013、総務大臣表彰2014、イベントアワード優秀賞2015
講演依頼.com
https://www.kouenirai.com/profile/8292
最新の投稿
未分類2022.03.04なりすましメールにご注意ください
全日本製造業コマ大戦2021.02.13かりそめ天国 再び
ものづくり2021.01.27エポキシアート
お知らせ2021.01.23YouTuberになりました