まいど1号と線香花火

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先日の(財) 神奈川県経営者福祉振興財団セミナーで株式会社アオキの青木豊彦社長の話を聞いた。


青木社長と言えば、東大阪の中小企業連携で人口衛星まいど1号を作り上げた話はあまりにも有名だ。
昨年1月23日に打上が成功し、それぞれの思いを達成し、プロジェクト終了。
かと思いきや、青木社長の目的は別の所にあった。
青木社長曰く、
「まいど1号は別に人口衛星じゃ無くてもよかった。 あれは目的ではなく手段なんだ」と。
疲弊する東大阪の町工場に将来を担う若者が戻って来るようにするのが目的であって、とりあえず打ち上げ花火ならぬ人工衛星を打ち上げて、町工場のおもしろさや魅力を見せるのが役割だったと。
その効果は絶大で、修学旅行生が年間1000人も(株)アオキの工場見学にやってくる。
それまで「東大阪」という地名が恥ずかしくて言えなかった地元の人々が、今ではどうどうと地名を口にして自慢の出来る町になったのも、まいど1号がもたらした効果だ。
さらに青木社長の目標は高いところへ。
まいど1号の打上が成功したからと言って、ここで止まって居るようではあれが線香花火になってしまう。
目的を達成するために、有限責任事業組合(LLP)「航空宇宙開発まいど」を設立して今後の活動をしていくという。
世界に日本の中小企業の技術力を示す事も目標の一つとするそうだ。


講演会翌日お礼のメールを出したところ、返事がもらえた。
最後にその一部分を紹介したい。

(株)ミナロの みどりかわ 様
メール拝読しました。おおきに。
-中略-
これは世界に日本の中小企業の技術力を示す事が目標の一つでもあります。
この開発に参加してもらえる人材及び企業、そして、たくさんの方に理解していただき一緒に開発していきたいと思っています。
これからもご支持ご支援よろしくお願いします。
私の好きな言葉で、
『出逢いは一瞬 
    つきあい一生』
お互いに、元気で頑張りまひょう。
東大阪に来られる時は、連絡をくださいね。
また再会できることを、楽しみにしております。
メール ありがとう。
                   
       待ってまっせ  
             青木 豊彦

絶対行きまっせ~
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