溶接工に転職

久しぶりに溶接をやってみた。


アルミのTIG溶接だ。
元々本職として溶接の経験があったわけではないだが、手伝い程度でやった事があった。
溶接機の中古があり、元の木型屋から持ってきたモノなのだが、なんと昭和58年製(笑
修理をしてもらったので、アルゴンガスを注文し、試し運転を兼ねてベルトグラインダーの架台を作ってみた。
出来は聞かないで・・・
まぁ、要は成すので置いてある。
なんでこの期におよんでそんな古い溶接機を直してまでやるのか?
それは検査治具の大量受注が原因だ。
他メーカーで作られた既存の検査治具の架台が鉄の溶接フレームで出来ている。
「これらと同等で作って欲しい、なるべく軽くしたい」と言う客先の要望。
ならばアルミのTIG溶接でやってしまおうと言う、ライバル心むき出しのチャレンジなのだ。
アルミのTIG溶接には技術が要る、美しいビードが出せるにはかなりの熟練が必要だ。
しかし今回の検査治具は早ければ来月中旬に納品になる、当然その前に架台は作らなければならない。
ゴールデンウイークは溶接工に転職だ・・・
これもシンクロなのだろうか、溶接機が直った今日、今まで溶接が出来ない事を理由に、断り見積を出していた客先より、「以前(元木型屋時代)に作った検査治具を新規で作って欲しい、相見積は取るがミナロさんに頼みたい」と依頼があった。
これで土曜日休みも無くなった・・・
溶接では無いのだが、東海地方の成型屋から「この時期、検査治具メーカーが足りないから手伝えないか?」とのメールがあった。
東海地方の世界に誇るカーメーカーから出ている仕事の量が半端ネーらしい、どこも一杯のようだ。
だが、関東圏も同じようにすでにあふれているところが出ている、今回は残念だが「力になれずに申し訳ございません」と返答した。
日曜日ぐらいは休みたいし・・・
人を増やすか設備を増やすか、でも忙しいのはいつまで続くか分からないし、判断が付けられませんわ。
稼げるときに稼いどきましょうかね!