平均値の落とし穴

平均という言葉は「平らに均す」という意味だが、平均値ってどうなのさ?


売上は毎月変動するもの、赤字の時もあれば黒字の時もある。
しかし平均すればイイ線行ってる。
製造業で工期がひと月以上かかるモノであれば、こんな感じで平均が使われる事が多いだろう。
ミナロの売上もまったくその通りで、今期は偶数月に作って、奇数月に売上が立つと言った感じだ。
平均すれば黒字を維持できている。
しかし、この売上の上下は非常に身体に悪い。
精神的ダメージが蓄積されるといった方がより近いか。
もし2ヶ月、谷が続いたらどうなる??
考えただけでも寝られなくなる・・・
この平均に値という言葉をつけて平均値と書く。
将来の売上や利益の見込みを書く上でよく出てくる言葉だ。
しかしこの平均値には、まやかしがある。
たとえば「奥の部屋には平均20歳の女性が3人居ます」と聞かされたら、「ハ、ハタチの女性が3人も居るの!?ニタニタ~♪」ってな事を想像するだろう。
しかし扉を開けるとそこにいるのは、60歳のおばあちゃんひとりと、女の赤ちゃん二人・・・
確かに平均20歳だ。 orz
サイコロの平均値をしってますか?
サイコロの目の1から6までを足して、6で割ると、答えは3.5。
3.5なんて目はありませんから、絶対でない目なのに・・・
これほど役に立つようなフリをして実態を現せない平均・平均値
それを基にして書く帳簿、企画書、目論み等々・・・
会社の将来を予測するときには、そんなまやかしに騙されないように気をつけよう。
あなたの会社の平均年齢は何歳?