嗚呼 約束手形

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約束手形の期日が過ぎていた。


3月20日の交換期日だった約束手形をすっかり忘れていた。
先週のセミナー&講演ラッシュで銀行へ持っていくのを忘れたのだ。
約束手形は、その期日の一日前に金融機関へ持っていけば翌日現金を入金してくれる。
しかし二日以上前に持っていくと預かり手数料を取られてしまう。
書留で届くこと多い約束手形では、領収書に収入印紙を貼り、相手先が払った郵送料と同額の切手を入れ、封筒で返送する。
すでに振込手数料より高いコストと手間がかかっている。
しかも前もって預けるとさらに手数料が取られるため、数ヶ月後の期日ギリギリのXデーまで大切に保管しないとならない。
ものすごくストレスだ。
幸い今回は手形振り出し先の方が「期日の過ぎた手形を送り返してくれれば現金で振り込みます」と言ってくれたので取りっぱぐれはないが、あちこちへと迷惑をかけてしまった。
ミナロは原則、約束手形での取引には応じないが、相手先の事情を考慮してやむなく受け取る場合もある。
今後は預かり手数料を払ってでも預けた方が安心かもしれない。
手形を割る、回す、という考えが無いところには、全くメリットが見つからない。
日本特有の約束手形という仕組みが国内の経済成長を助けたというが、現在の国の借金や古参企業の負債額をみると、問題の先送りを助長する仕組みにしか思えない。
ツケを払うときがいずれ来る
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