【ブログ討論会】アナタはロボットとどんな関係を期待しますか?

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ブログ討論会 ロボット関連第2弾!
『アナタはロボットとどんな関係を期待しますか?』
-人とロボットとの望ましい関係を考える
と言うことで、前回に引き続き日刊工業新聞社からのブログ討論会の依頼です。
以下に依頼者である機械設計編集部 今堀氏のメールを紹介します。


『アナタはロボットとどんな関係を期待しますか?』
-人とロボットとの望ましい関係を考える
昨年、実施しました「サービスロボット市場は、なぜ一向に立ち上がらない?」に続く、第2弾の討論会です。
映画やアニメ、小説などなど、ロボットはあらゆるメディアの中で、さまざまな機能や形態を有して登場してきました。ときには友達として、家族の一員として、勇敢な戦士として。またあるときは純然たる道具として。
近年、RT(Robot Technology)が格段に進化し、高機能なロボットが相次いで発表されています。開発者の多くが、少なからず各メディアで描かれたロボットの影響を受け、ロボットをこよなく愛しているがゆえに実現した、と指摘されることがあります。
ところが、これらのロボットと一緒に過ごすことを考えると、「ちょと待て!」と戸惑ってしまったことはないでしょうか。「このロボットって、何をしてくれるの?」「生活にどう役立つの?」と。
その最大の原因は、ユーザーとロボットとの「関係性」があいまいなまま開発されていることにあると考えられます*。人とクルマ、人とテレビのように、メディアで描かれたロボットではない、生活者の視点に基づいた「関係性」を見出すことが求められています。
また、それを見出すことは、ロボットを開発するうえで非常に重要です。なぜなら、それによって、ロボットが担うべきタスク(仕事)および機能が異なります。担う仕事により、達成すべき安全のレベルも変わります。さらに、ロボットが備えるべきデザイン(容姿)やサイズ、モーションにも影響を与えるからです。
そこで、今回は人とロボットとの望ましい関係性を見出すべく、『アナタはロボットとどんな関係を期待しますか?』というテーマで討論したいです。生活者として、また、エンジニアとして思うところを述べて下さい。
ロボットには、身体を持つヒューマノイドやペット型ロボットを指す「ビジブル型」、ある空間内にセンサなどロボット要素を分散配置したシステムである「アンコンシャス型」、パソコンや携帯電話の中のキャラクターエージェントを指す「バーチャル型」があると言われています(ネットワークロボットフォーラムの分類による)。
ここでは、ビジブル型と呼ばれるロボットを取り上げ、これらとの望ましい関係性を議論したいです。
皆様からのご意見をお待ちしております。
なお今回、お寄せていただいたご意見は「機械設計」誌の臨時増刊号「ロボットビジネス勝利の方程式」への掲載の予定をしております(発行日は11月26日予定)。
*神奈川県主催の「ロボLDK」は、それを見出すべく開催されています。


と言うことですが、今回のお題は考えてみると意外と難しい質問でした。
そこで、今堀氏の思うところを例として書いていただきました。

と、申しましてもかなり難しい課題ですので、私の方から2つほど思うところを書いてみます。
音楽機能、財布機能、ナビゲーション機能などなど、毎年、携帯電話は進化を続けています。いまや外出時には不可欠の存在になっており、やがては、生活全般をサポートしてくれるくれるのではないと思ってしまうほどです。ときには、的確にアドバイスをしてくれたり、癒してくれたりとか….。
そんな究極の進化系に行き着いたとき、もはや携帯電話ではなく、いつでもどこでも側にいてくれる「個人秘書マシン」とか「執事マシン」という方が適切かもしれません。それを日本的に、わかりやすく表現すると、「ゲゲゲの鬼太郎」に登場する「目玉オヤジ」といったところでしょうか。
目玉オヤジは、普段は鬼太郎の毛の中に隠れていて、いつでもどこでも一緒にいてくれます。鬼太郎がピンチになると、勝つためのアドバイスを耳元でささやいてくれます。さらに、鬼太郎が落ち込んでるときには、昔話をしたり勇気づけたりしてくれます。モバイル機能、ナビゲーション機能、ヒーリング機能と、強引に言い換えることができます。しかも、「オヤジ」ですから自分のことをよく理解してくれているので、的確に対応してくれます。まさに言うことなしです。
そんな目玉オヤジ的な機能を持ち、目玉オヤジとのような関係性を維持できる「携帯マシン」のような、「携帯ロボット」のようなモノがいてくれると、日々の暮らしがおもしろくなるのでは、なんて思います。
また最近、NTT研究所が会議の進行役を務めるマシンを開発したことが話題になりました。
その名も「ミートボール」。肉団子ではなく、出会いという意味の「Meet」ボールです。球体の装置で、会議室の天井にぶら下げて使用します。最新鋭の音声認識技術を搭載し、出席者の会話をつぶさに聞き取ります。
ミートボールがしてくれる仕事は、ひと言で言えば「ツッコミ」です。
例えば、話好きの部長が延々と話をしていると、「部長、話過ぎです。時間の80%も独占しています!」と、呼びかけてくれます。仮に部下が、そんなことを言おうものなら逆ギレされてしまうところですが、機械がやってくれると部長は言うことを聞いてくれるかもしれません。また、話をあまりしない出席者には意見を促すこともしてくれるそうです。
人が言うと角が立つようなことですが、機械が肩代わりしてくれると、その場が丸く収まるのでは?という仮説の下に開発されたシステムだと聞いています。まさに、人と人とのコミュニケーションを円滑にする「かすがい」的な存在と言えます。こんな「かすがい」的な役割をするロボットがいてくれると助かるかもしれない、とも思います。
簡単な例として、「目玉オヤジ」「かすがい」という関係性を示してみました。
「目玉オヤジ」のように固有名詞によるコメントや概念的なコメントでも構いません。また、ちょっとした生活の1シーンやエピソードを示してもらっても構いません。自分が欲しいなあ~、こんな関係が築けたらいいなあ~とイメージされるロボット像をどんどん提示して下さい。よろしくお願いします。

いかがでしょうか?
今堀氏にはナビゲーションやコミュニケーションに役立つロボットを例題として紹介していただきました。
みどりかわ的には、パソコン普及のために忘れがちな漢字や、外国語の翻訳、気の利いたことわざやジョーク、含蓄のある名言を教えてくれるロボットなんてあれば、人前でしゃべったりする仕事も楽になるなぁ、と思っています。
機能で言えばスターウォーズのC-3POが近いかな、人型である必要はありませんがね。
そしてロボットとの関係に希望するのは、煩わしい入力操作をしなくても学習して行動してくれるロボットです。
仕事や家事を一週間共にすれば、後は自分で考えてこなしてくれ、日頃のルーティンワークを代わってやってくれるロボット。
でもこれらのロボットが居たら、人は思考も行動も止まってしまうのでは?という声もあるとは思いますが、実はその逆で、ベーシックな部分をロボットが補うことで、ますます人は考え、未開の地で行動すると思っています。

今回のお題はちょっと大変ですが、 こんなの欲しい~ こんな関係が築けたらいいなあ~ と言うのをコメント又はトラックバックしてください。
ご協力お願いいたします。

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