民間宇宙企業

ゴールデンウィークだと言うのに、連日更新です。
休み明けまとめて読む方には申し訳ないが、書かせて頂きます。


数年前から民間による宇宙開発が動き出している。
昨年、ライブドアも応援する非営利団体「X PRIZE」では、再利用型民間宇宙船の実用化コンテンストに約11億円の懸賞を掛け、米スケールドコンポジット社の開発したスペースシップワンが勝ち取った。
実際の所、11億円程度では資金として全然足り無いとも聞くが、その後のビジネスを考えれば、有利な立場になったのは間違いない。
インテリジェンスの業界レポートの記事にはこんな下りがある。

こうした宇宙ビジネスの親会社はほとんどがIT系ベンチャー企業だ。社長はいずれも30~50代、子供の頃にアポロ打ち上げを見た世代である。宇宙を開拓する未来を信じていた彼らだったが、現実には軍事や経済の前にいつの間にか宇宙は遠くなっていた。今、彼らは小さな国の国家予算を超える莫大な資金力を使って、かつてのロマンを買い戻そうとしている。その行為こそが実に未来的なのだ。

IT系ベンチャー企業の国家予算を超える莫大な資金力、製造業者として不本意ながら今はこの人達の資金に頼るしかない。
しかし、日本にも東大阪宇宙開発協同組合 SOHLAがある。まいど1号だ。
青木さんの退任は残念だったが、製造業、町工場、零細企業の夢として、是非成功させて頂きたい。
そして我々も、お金はないけど、腕と機械がある。
目先の売り上げを少し忘れて、未来に繋がるものづくりを、ちょっとずつで良いから始めてみてはどうだろうか。
IT系ベンチャーの羽振り良さがいつまで続くかわかりませんし