起業バカ

小企業の倒産が増えているらしい。

負債5千万円未満の倒産件数構成比
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1997年   31.2%
1998年   30.9%
1999年   31.8%
2000年   31.5%
2001年   28.3%
2002年   31.1%
2003年   35.3%
2004年   39.3%
2005年   42.7%
2006年   45.2%
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週間!木村剛より
数年まえよりの起業ブームでベンチャーが増えている。
新会社法が出来たり、資本金1円でも会社が出来たりする時代だ。
簡単に起業できる土壌は整った。
しかし、起業は出来ても存続が出来ないところも多い。
例えれば「起業は口述、存続は芸術」といっても良いかもしれない。
いっときの勢いだけじゃ起業は出来ても存続できない、存続するにはセンスが重要なのだ。
独立を夢見て理想を口にするのは楽しい、だがいざ経営者となると現実は苦しい場面の方が多い。
みどりかわの場合「将来は絶対社長になるんだ!」と大志を抱いてわけではない。
会社から給料をもらっている以上、忠誠を尽くす従業員でいたかった。
リストラをきっかけに会社を興したとき、たまたま最年長者だったから社長となった、というのが事実だ。
しかしどんな理由で社長になったにしろ、世間は甘えさせてはくれない。
家賃だって税金だって借入だってハンデなんてもらえない。
むしろ信用がない分不利になることも多い。
社長という肩書きにあこがれて起業するならやめた方がイイ。
CEOやCOOなんて名乗るのは上場してからにした方がイイ。
経営者になることを目的としていてはその後は無いだろう。
起業バカが増えたお陰で起業を斡旋する商売も増えた。
しかし儲かるのは斡旋する人たちだけで起業バカはいつまでたってもイイお客さんでしかない。
起業はそんなに甘くない。
イイ車に乗れる社長なんてひとにぎりだ。
何年、何十年と存続できる会社はそう多くない。
それでも起業したいというならば・・・        つづく(かも)
成功している社長達がここにいる